2017年開催
堀内カラーフォトコンテスト

ご挨拶

この度は、弊社主催のフォトコンテストに多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
昨年の9月1日から3ヶ月の応募期間に、全国のアマチュア写真愛好家の皆様778名から3,292点にもおよぶ力作を出品いただきました。今回の応募者総数は前期比77名増、中でも10代の方の応募が前期比71名増の207名、女性の方の応募が前期比68名増の273名となり、若年層および女性の方からの応募が拡大いたしました。
審査員を務めていただきましたハービー・山口先生による厳正なる審査の結果、金賞 堀内カラー賞の宇都宮雅江さん(広島)「黄昏の参道」のほか、入賞・入選24点が選ばれました。
当フォトコンテスト入賞作品展を2月末から4月初旬にHCLフォトスペース神田、HCLフォトギャラリー名古屋で開催いたしますのでご来場のほどよろしくお願いいたします。

2017年 堀内カラーフォトコンテスト

応募数
応募者数778名、応募総数3,292点(最終選考75点、入賞・入選25点)
  • 金賞 堀内カラー賞(賞金15万円、HCLフォトスペース神田・HCLフォトギャラリー名古屋での写真展開催権利) 1名
  • 銀賞 ノンジャンル・ネイチャー(賞金5万円) 各1名
  • 銅賞 ノンジャンル・ネイチャー(賞金3万円) 各1名
  • ファインアート賞 ノンジャンル・ネイチャー (ファインアートプリント半切・高級額装仕上1点) 各1名
  • ジュニア賞 (インスタントカメラ「チェキ ネオクラシック」) 3名
  • 日本カメラ賞 (「日本カメラ」定期購読1年分) 1名
  • フォトコン賞 (「フォトコン」定期購読1年分) 1名
  • 風景写真賞 (「風景写真」定期購読1年分) 1名
  • その他 入選 12名
※上記賞金・賞品のほか入賞・入選者全員に各表彰状および2017堀内カラーフォトコンテスト入賞作品集と入賞作品展示パネルを進呈。
審査員
ハービー・山口氏
協賛
(株)日本カメラ社、(株)日本写真企画、(株)風景写真出版

なお、当フォトコンテスト各賞をご寄贈賜りましたご協賛各社およびご支援いただきました各写真団体様や各ギャラリー様に感謝申し上げます。

平成30年2月吉日
株式会社 堀内カラー
取締役社長 吉本 高久

2017年 堀内カラーフォトコンテスト総評

フォトコンテスト審査風景

審査委員 ハービー・山口

たくさんのご応募をありがとうございます。昨年より応募数は増えている状況です。モニター内で見て終わりという場合が多い昨今ですが、プリントという段階を踏むことで、また違った自分の写真の評価を各々が下すきっかけになるのではないでしょうか。さすがに丁寧にプリントされたクオリティーが目立ち、嬉しく思いました。沢山のご応募作品を前に、自分のテーマを如何に自分のスタイルで表現し、どれだけの人を惹きつけるインパクトが備わり、プリントとしての完成度を達成しているかを基準に審査をさせて頂きました。
街や人を撮ったものから、静物、風景、動物と撮影の状況は様々ですが、選ばれた作品はどれも「なるほど!」と見る者に迫ってくる、見応えがある作品でした。作者は若者から、ベテランまで幅広い年齢層に別れ、写真がいかに人々にとって身近な表現手段かということが良く伝わってきました。これからもこうしたコンテストを通して皆様の作品を世に送りだすことは意義あることと思います。皆様の一層の撮影への情熱、同時にコンテストが長く継続されることを願っております。

※上記総評は、当フォトコンテストに寄せられたハービー・山口先生による総評です。

フォトコンテスト入賞作品

金賞 堀内カラー賞「 黄昏の参道 」 宇都宮雅江(広島)

金賞 堀内カラー賞「黄昏の参道」
【選評】
夕焼けの当たる参道に三人のシルエットがリズムを持って巧みに捉えている美しい写真です。鳥居を配した構図も見事ですね。撮影の時間帯の選び方、フレーミング、三人の存在という3つの要素が一つの画面に凝縮された素晴らしい作品です。

銀賞ノンジャンル「 これぞ写真部合宿! 」 桜木真希(東京)

銀賞ノンジャンル「これぞ写真部合宿!」
【選評】
移動中のバスの中でのショットですが、その何気無い瞬間を作者は一緒に寝入らずに、冷静に観察してこの一枚を得ました。この視点に注目しました。自分は「こう見たぞ!」という表現者としての態度は見上げた者です。共感を持ちつつ冷静に仲間達を見ています。

銀賞ネイチャー「 舞いおりる 」 蓑毛徹也(愛知)

銀賞ネイチャー「舞いおりる」
【選評】
ネイチャーの醍醐味を改めて感じ入りました。青空に浮かぶ雲がまるで筆で描いたように鷲の形が見られます。自然界での偶然の出来事だけに、人々に強力なインパクトを与えます。画面の左下に樹木を取り入れてアクセントにしたセンスも光っています。

銅賞ノンジャンル「 産土参り 」 石川賢一(高知)

銅賞ノンジャンル「産土参り」
【選評】
子供が無事生まれ、お礼参りに行くというストーリーがテーマにあります。人物をアップで撮って喜んだ表情を捉えようとするのが、通常な考え方です。しかし、この作品は思い切り引き、黒バックを使うという真逆の手法が成功しました。重さ、神秘性が加わり目に止まりました。

銅賞ネイチャー「 飛翔 」 川口善也(岐阜)

銅賞ネイチャー「飛翔」
【選評】
白い花が風に舞って飛び去って行く光景ですが、小さなトンボが巣立って広い世界に旅発って行くようにも見えます。一つ一つの花が自分の意思を持って行く先を決めている様にも想像しました。生命の不思議さと美しさが折り重なった作品です。

ファインアート賞ノンジャンル「 帯 」 矢津充浩(長崎)

ファインアート賞ノンジャンル「帯」
【選評】
和服の帯に描かれている絵に作者は注目しました。帯の中に一つの世界が存在します。暖色系の着物の色合いが良いコントラストを見せていて、まるでフレームの中に入った絵画のようです。ユニークな発見とフレーミングが優れています。

ファインアート賞ネイチャー「 渚のロマンス 」 加藤洋子(三重)

ファインアート賞ネイチャー「渚のロマンス」
【選評】
波によって砂浜に描かれた模様が、鶴か馬、またはキリンの様にも見えます。見逃しがちな、ふとした瞬間に現れる模様です。目の部分を白い貝殻で補ったと想像しますが、ご自分の描く世界に近づけて、写真として成立させています。

ジュニア賞「 ミガカワ河川敷 」 渡辺礼音(大阪)

ジュニア賞「ミガカワ河川敷」
【選評】
遠くの赤い灯のビル群をボカし、手前の雑草にピントを合わせた構成がとても上手いですね。それに加え反射を画面の下に入れたアイデアが心憎いですね。静けさと街、そして美しさを合わせ持った素晴らしい風景です。

ジュニア賞「 脚美人 」 島川裕羽(東京)

ジュニア賞「脚美人」
【選評】
写真部のお仲間の脚ですか。何かの一部をフレーミングすることで、全体を撮るよりずっと強い写真になることがあります。この作品が正にその成功例です。水や石ころと脚との配置、バランスを上手くまとめています。サンダルの色味が差し色となって変化がつきました。

ジュニア賞「 懇願 」 唐澤凌平(長野)

ジュニア賞「懇願」
【選評】
タイトルから見ると、何か買って貰いたいものがあるのでしょうか。そうした男の子の表情から、心の中が見えてくる一枚です。ポートレイトは、表面の姿形から、内面を読める何かを写すことで深くなりますね。日常のこうした一瞬を撮り逃さない熱意に感心しました。

日本カメラ賞「 上から、お兄ちゃん! 」 丹羽賢一(宮城)

日本カメラ賞「上から、お兄ちゃん!」
【選評】
公園の遊具は絶好の大道具ですね。この写真の円の部分と赤い四角い部分とのバランスが良く、そこにお子さんを的確な場所に配しています。二人のお子さんの関係性、遊具を使ったデザイン感覚が優れています。

フォトコン賞「 エンドロール 」 山根淳市(大阪)

フォトコン賞「エンドロール」
【選評】
日没後ですか、すっかり暮れなずんだ海岸に二人のサーファーの姿、シャワーからの水、車の質感が街灯の光にかすかに浮かび上がっています。ドラマティックな場面が素晴らしい光のドラマと共に息づいています。

風景写真賞「 アドリア海の真珠 」 三小田智子(東京)

風景写真賞「アドリア海の真珠」
【選評】
浅い被写界深度を使い、海の表情をシンボリックに撮っています。特に特別な被写体ではないのに、白い波の輝きと青い水面、小さな三角形の波という自然の要素を100%生かして構成しています。優れたセンスをお持ちです。

※上記選評は、当フォトコンテスト入賞作品に寄せられたハービー・山口先生による選評です。

入選

「わたしも~!」本田三恵子(大阪) 「あーが多かった」河野孝文(山口) 「スーパームーンの夜に」川口勉(兵庫) 「祭りの兄弟」松尾秀夫(愛知) 「Tシャツ」佐藤昭夫(宮城) 「お食い初めの時間だよ」石田めぐみ(北海道) 「薫風に乗る」矢野克明(愛知) 「帰れない二人」堀内明宏(埼玉) 「放課後」片山久子(栃木) 「春眠」小森篤子(愛知) 「昼さがり」西田叔弘(滋賀) 「子育ての頃」富井保光(長野)

2017年 堀内カラーフォトコンテスト入賞作品展開催のご案内

東京会場
日時:平成30年2月28日(水)~3月13日(火)
平日 9:00~18:00/土曜日 9:00~17:00/最終日 9:00~16:00(日曜日、第2・第4土曜日休館)
会場:HCLフォトスペース神田
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-6-14 TEL.03-3295-2191
交通:地下鉄都営新宿線「小川町駅」 B5出口より徒歩5分
地下鉄東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」 B3b出口より徒歩5分

HCLフォトスペース神田の詳細はこちら

名古屋会場
日時:平成30年3月20日(火)~4月2日(月)
平日 9:00~18:00/土曜日 9:00~17:00/最終日 9:00~13:00(日曜・祝日休館)
会場:HCLフォトギャラリー名古屋
〒460-0003 名古屋市中区錦1-11-20 大永ビルディング2F TEL.052-211-6151
交通:地下鉄鶴舞線、東山線「伏見駅」 10番出口より徒歩1分

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お問い合わせ先

堀内カラーフォトコンテスト係
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-6-14 TEL.03-3295-1083
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