大切なのは、
つねに常識的な目で
ビジュアルと
向き合うこと
東京プロダクトセンター
制作2課
2007年 入社
01.現在どのような仕事をしていますか？
私がいる制作2課では、サイン＆ディスプレイ事業が手掛ける製作物の「後加工」という最終工程を行っています。具体的には、制作1課でプリントされた出力物にラミネートをかけたり、パネルのマウントを貼ったりしたあと、大型の機械でカッティング作業をして、各店舗（制作物の納品先）の必要数に応じて梱包するというのが一連の流れになります。後加工は他にも、ポスターを吊るせるようにまわりに穴をあけるハトメ加工や、店頭のバナースタンドに施すスクロール加工、最近では布地にプリントしたものを額装のようなフレームにはめ込むといった商品もあります。ここでの私の役割りとしては、課員に対して各案件の担当を振り分けたり、スケジュールを確認したり、現場の調整に重きをおいて作業にあたっています。
02.あなたにとってビジュアルとは？
ビジュアルは視覚に訴えるものであり、当社の場合は成果物を指すものとしてもよく使われる言葉です。特に自分の仕事として考えた場合、製作物として扱うビジュアルは品質レベルをチェックすべきものであり、そのためにはつねに常識的な目を持ってビジュアルと向き合うということを心掛けています。絵がガタついてないか？文字に間違いはないか？品質的に出荷できるレベルに仕上がっているか？など、制作1課で気づけなかったことがあっても、我々2課の最終工程で食い止める、そんな意識でビジュアルを検品しています。
03.仕事で苦労する点はどこですか？
取り扱う材料や製品が非常に多い点です。特に東日本大震災の時は職場にいて、材料などをおさえていましたがとてもおさえきれる状況ではなかったです。そのとき稼働していた仕事は全部メチャクチャになってしまいましたし、家には帰れないし、会社に来ることもできない…あれは困るというレベルを超えた衝撃的な出来事でした。ちょうど長男が生まれた年だったので、強く印象に残っています。その時のことを教訓に、材料や製品が倒れないようにバンドで止めたりして工夫しています。
04.堀内カラーはどんな会社ですか？
私の場合、入社したのは13年前ですが、その4年前からアルバイトとして京橋の事業所で働いていました。そこでも「後加工」をしていて、杉並に移動してきてもう12年経ちますけれど、職場の雰囲気は人間関係も含めて良好だと思います。製造業なので流れ作業的なところはありますが、毎回ずっと同じ作業を続けているわけではないので、業務的なストレスを感じることもありません。営業やサイン＆ディスプレイのスタッフたちと一緒に、月に1回「ディスプレイ検討会」というミーティングを行っていて、そこではお客様のニーズを共有しながら、新しい商品の開発なども行っています。
05.堀内カラーで働く魅力はなんですか？
やっぱり仕事が楽しいし、自分に合っていると思えていることが一番だと思います。毎回違ったものに出会えるという楽しさがありますし、毎回違ったものを制作する上ではいろいろ考えなければいけないこともあって、その課題をクリアしていく達成感を味わうことができます。若い頃にはカメラマンを目指していたこともあったので、アルバイトで入ったときも現像する部署で働きたかったのですが、枠が埋まってしまっていたのか「後加工」をする部署で働くことに…。当時はカッティングの機械などなく、等身大パネルもカッターで手作業で行って、でもそういった作業も楽しかったですね。
06.1日の流れ
07.あなたの未来図を教えてください
私は現在40歳なので、年齢的にもさらにキャリアアップして次の東京PCを作り上げていかなくてはいけないなと考えています。コロナ禍で先が見えにくい状況ではありますが、できる限り東京PCから発信できるものを作っていかないと、生き残っていけないと切実に感じるこの頃です。ここ数年、台風などの災害の被害が増えていることもあり、強化ダンボールを使って災害時のベッドや間仕切りなどにする商品づくりにも取り組み始めています。こうした商品は本来、需要がないほうがいいのですが、困っている人たちのために少しでも役に立てることがあるなら、事業貢献していきたいと考えています。
08.自分を色に例えると何色？
何色にでも染められるということで白です。実際に考えてみると、いろんな仕事をしているので、ベースとなる色は白ですね。頭の切り替えもしていかなくてはなりませんし、頭の中もなるべく白にしておいたほうが偏りがなくていいと思います。好きな色は黄色です。黄色ってコミュニケーションがとりやすい色だと思いますし、自分のカラー（個性）についても、割とどんな人ともフランクに話すことができる性格で、人付き合いもいいほうだと思います。そういえば、普段使っているカッターやメジャーも黄色ですし、昔の堀内カラーの袋も黄色でしたね。
09.オフの日の過ごし方
ここ最近では年始に家族とキャンプを楽しんでいます。冬の時期なので、ものすごく寒いですが、天気が良い翌朝に日の出を見ながら飲むコーヒーは格別です。
10.就活活動中の方へメッセージ
私は就職氷河期と呼ばれて、どこの会社も正社員になるのは難しい世代だったので、堀内カラーにアルバイトで入って経験を積んで正社員になりました。私の場合はカメラや写真に興味があったことがきっかけになっていますが、皆さんも少しでも自分の興味があることや、やりたいことがあれば、その仕事にぜひチャレンジしてください。それから、仕事では職場の人間関係も大切です。堀内カラーには面倒見のいいスタッフが多く、働きやすい環境だと思います。