Satomi Noir

すぐにNOと言わない、’ANOAHのOEM事例をご紹介します。

2008年に設立された、首都圏ラグジュアリーホテル公認のフォトグラファーチーム「Satomi Noir（サトミノワール）」様。理念に掲げる、挙式当日の空気感までもよみがえる『Picture Life 未来が豊かになる結婚写真』にふさわしいオリジナルフォトアルバムの開発は「’ANOAHの最高級品の更新」をテーマにつくられました。

‘ANOAH Account Manager：小林勲

アノアの最高級品が、なんと標準プラン

ひとえに結婚式場といっても千差万別。ゲストハウスもあれば、専門式場もありますし、ラグジュアリーホテルでのウェディングもあります。いずれもステキなウェディングが叶いますが、趣味嗜好にあわせてプランが違うこともあれば、価格が大きく違うこともある。

今回ご紹介する「Satomi Noir」様が写真室を担当されているウェスティンホテル東京様は、まさにラグジュアリーホテルの位置づけで、高級さと上質さが欠かせません。それは扱うフォトアルバムひとつとっても例外ではなく、高級品に見合う上質な体験を求められます。そういったことから当時、私たちアノアの中でも最高級ラインのLIHITO-walnut-（リヒトウォールナット）を、標準プランの商品として導入していただいていました。

最高級品の更新、スタート

新たに「Satomi Noir」様からご相談いただいたのは、『ウェスティンホテル東京様のリニューアルにふさわしいオリジナルフォトアルバムをつくり、ご提案したい』というもの。リニューアルにふさわしいものですから、それに見合う高級感と上質さがもちろん必要ですが、アノアの最高級品はすでに導入いただいている。しかも標準プランで、という状況。さて困ったぞ。と思うものの、ここでNOと言わないのがアノア。最高級品の更新を目指して開発をスタートします。

まず、ベースとしたのはLIHITO-walnut-とは別軸の最高級ラインとして開発されたNOBLESS（ノブレス）というフォトアルバム。LIHITOは木がモチーフの表紙に対して、NOBLESSは厳選した高級生地を使った表紙のフォトアルバムで、「Satomi Noir」様からも好評価をいただいていました。ただ、この既存商品だけでは『ウェスティンホテル東京様のリニューアルにふさわしい、オリジナルフォトアルバム』としてのインパクトも高級感もまだまだ足りません。

200の結婚式場様の知識 × 徹底的なインプット × トレンド

オリジナルフォトアルバムをご要望いただいた際に、まずアノアの営業が行うのは徹底的な情報収集です。それはWEBサイトを眺めてなんとなくわかった気になるのではなく、できるだけ直接お会いして話を伺い、客層（年齢・職業など）や売れ筋、目指したい単価や既存商品と差をつけたいポイントをキャッチし、現地の空気感や使われている色・素材・インテリアなどを収集。デザイナーはそれらの情報をインプットしてアイデアを生み出し、プロダクトとしてカタチづくります。今回のケースで挙げると、リニューアルのテーマカラーを踏襲した高級な生地でつくることは最低限のアクションです。（NOBLESSの生地の流用ではなく、理想の色味、かつ高級な生地探しに、かなり奔走しましたが……）

「Satomi Noir」様とウェスティンホテル東京様の特徴や、目指したいポイントをすり合わせ、商品をお選びいただく時の新郎新婦様の体験にフォーカスして3色展開でご提案。3色は三原色や補色関係をもとにホテル様のトーンをかけ合わせて丁寧に練りあげました。そういったこともあり、実はこちらの案件。私たちアノア含めた3社コンペでしたが、「Satomi Noir」様に選んでいただくことができ、その後、ウェスティンホテル東京様に導入していただけることになりました。

結婚式場様やホテル様に新たなフォトアルバムをご提案したいけど、アイデアがない。そんなお悩みを持つ写真室様やフォトグラファー様は、ぜひお気軽にお声がけください。私たちアノアならではの視点で特徴をキャッチし、ふさわしい切り口でご提案させていただきます。