東京大学
デジタル化
実践女子大学
下田歌子記念女性総合研究所 部長 寺沢 白雄 様
下田歌子記念女性総合研究所 係長 竹田 真由子 様
INTERVIEW
実践女子学園の学祖である下田歌子先生の想いを現代に伝えていくために、現存する貴重な資料のデジタル化を進められる寺沢さんと竹田さん。「今から20年前、大学の図書館の職員たちで資料として保存していた先生の和歌や手紙などを公開できないか?と考えたのが「下田歌子電子図書館」のはじまりでした。明治時代のくずし字ですから普通に読むことは難しいのですが、画像の上から透かし文字で翻訳を入れたり、現物の画像と対比させながら今の言葉で読めるのはすごいですね」と、寺沢さんは弊社のサービスである「ガラスビュー」や「ほたるビュー」について高く評価してくださいました。
「本を読むことは活字でできますが、先生が書かれた当時の字などをそのまま公開することで、先生の想いも画像とともに伝えていける気がしています」と同校の卒業生でもある竹田さん。
「資料の出し入れについても、昔の古い紙ですから触れれば触れる程劣化してしまいます。デジタル化による画像公開は、貴重な資料を守りながら広く発信していける点がメリットですね。また、私たちが保管する先生の資料はとても貴重なものですから、本当に信頼できる方にしか任せられません。その点、長くお付き合いのある堀内カラーさんは安心です」。
実際に触れることはできないため、データ化する際は、できる限り実物の色味や風合いを大切にしています。ご紹介の「ガラスビュー™」や「ほたるビュー」は、貴重な資料を画像として残すという従来の目的に加え、“作者の筆跡を見ながら現代訳がわかる”という、昔の文献にも親しみやすい仕組みを開発。デジタルの利点を活かした開発は、私たちにとってもデータ化の可能性を拡げる仕事となりました。
デジタル化した画像と翻刻文字を擦りガラスを重ねたように透かし見る、独自開発のWeb公開用インターフェースです。
翻字と文字画像を文字単位で対応させた併置型のガラスビューです。連動する「ほたる」ポインタが画像文字と翻字の関係をサポートします。
当時のくずし字と翻字を同時に見ることができるとともに、デジタル化することで触れることによる現物の劣化も防げる。
何でもお気軽にご相談ください