加瀬透

グラフィックデザインの
新たな可能性を追求していく

加瀬透

グラフィックデザイナー
加瀬 透 様

受賞をきっかけに
新たな出会いが広がっている

優秀な若手デザイナーをクローズアップし、グラフィックデザイン界の活性化を図る目的で1983年に創設された「JAGDA(日本グラフィックデザイン協会)新人賞」。2021年は、加瀬透さんをはじめ3名のデザイナーが受賞し、その受賞作品や近作が都内のクリエイションギャラリーG8を皮切りに各地で巡回展示されています。「今回の受賞はとても嬉しいことですが、受賞そのものよりもこれをきっかけとして制作物に興味を持ってくださる方との新たな出会いに喜びを感じています」と、笑顔で語る加瀬さん。桑沢デザイン研究所専攻デザイン科卒業後、デザイン事務所勤務を経て、2015年にフリーランスとして独立。以後、精力的にグラフィックワークやエディトリアルデザインを手がけており、会場には、ポスターや写真集のブックデザイン、音楽レコードのジャケットデザイン、さらには書店内フェアを想定したグッズや空間構成など、その多彩な分野での活躍ぶりを物語る作品が並びます。

加瀬透

グラデーションの技法で
精神世界の複雑性を表現

加瀬さんは今回の展示にあたり、批評誌の特集に掲載されたイラストをポスターとして印刷するため、当社のWebサイトよりご連絡をくださいました。「ベクター形式の画像は解像度に縛られずサイズを自由に変えられる面白さがあり、今回極端に大きいサイズを設定することでその面白さを可視化したいと考え、多様な印刷に対応されている堀内カラーさんにご依頼しました」と話されます。当社の担当者と打ち合わせを重ねて完成したW1510mm×H2200mmの2枚のポスターは、会場でもひときわ存在感を放っていました。この作品では、学生時代から多用されている「人」をモチーフとし、グラデーションの技法により精神世界の複雑性を表現されたといいます。「印刷の彩度が高く、非常に美しい仕上がりに満足しています」と、大変喜んでくださいました。加瀬さんは新たな印刷技術を作品づくりに取り入れようとする思いも強く、多様な素材への印刷やインクを何層にも盛り上げる技術をはじめ、当社の様々な出力・加工技術にも興味を示していただいています。「これからもクライアントワークと自身のグラフィックワークを行き来しながら、社会との繋がり方を考えていけたらと思っています。ゆくゆくはオリジナル商品企画・プロジェクトを立ち上げたいですね」とビジョンを語る加瀬さん。今後も当社では、印刷・加工技術の向上に努め、第一線で活躍するデザイナーやアーティストの皆様のハイレベルなご要望に対応し続けていきます。

加瀬透
加瀬透
堀内カラー営業

クライアントと思いを共有して
ハイクオリティな仕上がりを追求

今回の展示では、2枚のポスター制作を担当させていただきました。インタビューでも語られているように、雑誌に掲載されたイラストを引き伸ばして印刷したいというご要望を受け、最大出力幅1600mmに対応するインクジェットプリンター「SC-P20050X」による印刷をご提案しました。作品の特長であるグラデーションの美しさを引き出すため、加瀬さんが作品に込めた思いを共有して、色彩を的確に再現するとともに、引き延ばした際に筋が表れないようにするなど細心の注意を払い、ハイクオリティな仕上がりを追求しました。

加瀬透オフィシャルサイト
http://torukase.com/
クリエイションギャラリーG8「JAGDA新人賞展2021 加瀬透・川尻竜一・窪田新」(会期:2021年5月11日-6月16日)
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/2105/2105.html

その他の実績事例はこちら

作品制作の
サポートいたします

何でもお気軽にご相談ください

このページの先頭へ