キヤノン
マーケティングジャパン
株式会社
データ化写真展プリント
大山行男 写真事務所
フォトグラファー
大山 行男 様
INTERVIEW
富士山撮影の第一人者として知られるフォトグラファー、大山行男さん。山梨県富士河口湖町のご自宅から24時間富士山と向き合い、ほぼ一年365日、富士山や周辺の樹海を撮り続けています。
堀内カラーとのおつき合いは35年前にさかのぼりますが、10年ほど前から、フィルムで撮影した作品をデータ化し、アーカイブ作りにも積極的に取り組まれています。「フィルム時代は撮影に専念し、保存のことはまったく考えなかった。しかし、デジタル時代は急速に進んだこともあり、堀内カラーからアーカイブ化を提案され、写真集に使用していた作品から2000点をデータ化し未だ終わっていない」。
撮影には6×6を中心に(ハッセルブラッド)大判カメラ(8×10)を使用し、独自の作品世界を追求している大山さん。堀内カラーのスキャニングについて評価をお伺いしたところ、
「ドラムスキャナのグラデーション、フラットベッドの緻密な再現はいいですね。今までにB0のプリントをフィルムからデータを作り数多くプリントを製作しましたが、何の違和感も微塵も感じられず疑うことすらなかった。フィルムからプリントしたものと比べても、まったく違和感がありませんね。瞬間を切り取るデジタルと違い、フィルムには時間の蓄積が写し出されます。それもこれも堀内カラーの仕上がりは、デジタルのプロセスを通しても、アナログなフィルムのテイストをしっかりと受け止め、私の写真の『あるべき姿』をきちんと再現してくれていると感じます」。
「富士の高さ、広がりあるいは大きさ、さらに幽玄なる世界観も引き出す堀内カラーのプリンティングディレクターは、そのあたりもよく理解してくれています。そんなわけで毎回B0の作品を見るのが楽しみですね。」
大山様はフィルム撮影全盛の頃からお付き合いいただくお客様で、フィルムの劣化に備えた提案として、約10年前から作品のデータ化を行わせていただいております。時間の経過を映すフィルムと、一瞬を切り取るデジタルでは、当然雰囲気に違いが出てしまいがちですが、この仕上がりが近づくようにスキャニングには細心の注意を払っています。写真家の厳しい目から見て、冒頭のお言葉をいただけることは何よりの喜びです。
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